KUALIS STEEL DISC ROAD
日本は和歌山発の
モダンメタルフレームブランド『クオリス』。
今回納車させて頂きましたのはスチールフレームのディスクブレーキ仕様。
オーナー様は、ワタクシ店主と同じくらいのご身長の大人な女性。
ご主人様も生粋のサイクリストで、
ご主人様がKUALISに強く惹かれてのオーダーとなりました。
仕様は清くDi2専用設計で、
リアブレーキホースも内蔵式とすっきりとした外観のフレームに、
ヘッドチューブはフォルムが美しいテーパードタイプがオーナー様のご希望。
オーナー様はご自分専用のロードバイクは初めてとの事と、
下記のヒアリングしたご希望をKUALISサイドにメールしてジオメトリー作成依頼。
・直進安定性が高く、コーナーリング時は安定感を求む。
・ケイデンス重視でトルクをかける走りはあまりしない。
・100~150km程を快適に走りたい。
・シュッとした直線的なフォルムが好み。
出来上がってきたジオメトリーシートは、
・テーパードヘッドチューブが使用出来るギリギリまで浅くしたスローピング角度。
・ストレートなシートステー形状。
・色々考慮してENVEフォークに変更。
パイプ径や各部分の数値なども、ファーストロードバイクのオーナー様と言う事を十分に踏まえた設計になっており、
オーナー様と2~3回やり取りをした後に、ジオメトリー決定。
次に、
フレーム完成を待っている間にコンポーネントやパーツの選定、
フレームをペイントするにあたってのデザイン打ち合わせなどを同時進行。
そうしてジオメトリー決定から待つ事、14か月しましてフレームビルド完成。
次にペインターさんに送られてペイント作業。
そこからが大変。
オーナー様のご要望が出来るだけ叶えられるように、ペインターさんとオーナー様、それぞれとやり取りを重ねに重ね、月日は流れフレームビルドが終わってから7か月、
82通ほどのメールのやりとりを両者としながらついにフレームが当店に到着。
いざ、実物を拝見。
オーナー様のご要望が可能な限り再現された、ペインターさんの技術が光る美しいフームがそこにはありました。
そこから、組み立て開始。
コンポーネントはフレームオーダー時にはまだ発売前だった、R8100 12速。
ハンドル、ステム、シートポストはENVEでビシッとおまとめして、フレーム、フォークと合わせてペイント。
足回りは、FOUNDATIONシリーズ ENVE 45にENVE SES TUBELESS 27mmを装着。
ヘッドパーツ、BB、コラムスペーサーにいたるまでCHRIS KINGのこのカラー。
フレームとドンピシャで驚きのマッチング。
最後にGARMINの最新モデル、Edge540までお買い上げ頂きましてセッティング。
オーナー様との初回のミーティングから実に27か月、
KUALISのスチールディスクロード Di2専用モデルがついに完成。
フレームポンプに至るまで綺麗にペイントされた、美しく素敵なバイクにうっとり。
女性オーナー様も大変満足して頂きました。
この度はKUALISのご成約、誠に有難うございます。
納期が遅れたり等で約2年もの間、お待ち頂きまして大変感謝しております。
これから末永く、ロードバイクライフをお楽しみくださいませ。
さて、
現在、KUALIS CYCLESは残念ながらスチールフレームのオーダーは受付ておりません。
現時点ではチタンフレームのみのオーダーとなっております。
カスタムハンドメイドチタンフレームはKUALIS CYCLES、
カスタムハンドメイドスチールフレームは他のお勧めブランドをご紹介しております。
寛大なお心で気長にお待ち頂けるお客様方、
カスタムハンドメイドフレームなどは如何でしょうか。
ご商談をばお待ちしております。