Wilier GTR フルカスタム

お客様バイク

皆さんは、
ヨーロッパが好きですか?
アメリカが好きですか?
この2つのどちらを選ぶかで、
ロードバイクの仕上がりぐあいが大きく変わってきます。

今回は、
ヨーロピアンスタイルの
カスタムとなりました。
アメリカブランド、一切無しの、
オールヨーロピアンパーツ。
コンポーネントは、オーナー様の使用歴の長い
SHIMANOですが、
ここまで、ヨーロッパブランドで組んだのは、
数年ぶりだなと、
組んだ後に一人感慨にふけりました。



今回のベースバイクは、
2015年モデルのWilierのGTR 105仕様。
ホワイト×オレンジが、Wilierでは珍しく結構人気があったカラー。
当初のカスタム予定は、ホイールとコクピットパーツでしたが、
あれとあれよと言う間に、クランク、コンポーネントなどもとなり、
結果、フレーム以外は全て交換となりました。

走りの違いがはっきりと分かるホイールは、
話題のCAMPAGNOLOのBORA WTO。
45mmハイトのカーボンクリンチャーモデル。
ブレーキ面もAC3仕様で制動力も、他のカーボンホイールより高く感じます。
エアロダイナミクスを最重要事項とされており、横風の影響も最小限におさえながらも
転がり抵抗も低減しております。
ちなみにチューブレス対応で23mmのタイヤも装着可能ですので、
女性の方でも扱いやすいホイールです。
そして、オーナー様の次のご要望が
パワーメーター。
パワーメーターと言えば、パイオニア、SHIMANO純正、STAGESなど色々ありますが、
今回は、ROTOR。
アウターもインナーも楕円チェーンリングを愛用されているオーナー様ですので、
色々とご検討されて、
IN POWERとなりました。
丁度、ダイレクトマウントタイプのNEWモデルがリリースされましたので、
タイミングも良かったですね。
ところが、ひとつ問題が。
フレームは、68mmのスレッドタイプBB。
当然、24mmシャフト径のクランクを使用する事を想定しております。
ですが、IN POWERは、30mmシャフト径。
入りません・・・って事はありません。
ROTORから24mm径フレームに30mmシャフトクランクを入れるBBが
リリースされておりますのでご安心。
30mm径クランクですので剛性も上がります。
セラミックベアリン仕様の赤いBB。
クランクついでに、
チェーンとカセットスプロケットも
ROTORに。
削り出しスチールとアルミのハイブリットのカセットは、
驚きの137g!





 




ステムとシートポストは、
Fizikでシュっとまとめております。
シートポストは、Cyrano 00。
190gと軽量な良質なカーボンシートポスト。

ハンドルは、悩んでURSUS(ウルサス)の
カーボンに。
トップがセミフラットでバーエンド部分がトップより、
10mm広くなっております。
サドルは、オーナー様がsan marcoユーザーですので、
MantraのNEWデザインモデルに。
後は、
コンポーネントは、SHIMANO R8000にして、
ビックプーリー(スピードプーリー)も
インストール。








最後に赤いFizik巻いて、
ヨーロピアンなWilierが完成。
この度は、
カスタム、誠に有難うございました!

カスタムするときの最大のポイントは、
何をメインとしてパーツ選びをするかだと思います。
ですが、情報が容易に入る昨今は、色々と悩みますよね。
そんなときは、
今回のオーナー様のように
可能な限り、ヨーロッパブランドで!など、
ご自分の絶対譲れない事をブレずに、
パーツを選ぶと、きっと満足いくバイクになると思います。

ご相談、お待ちしております。


~今回のカスタムパーツ~
・ハンドルバー・・・URSUS MAGNUS H700
・ステム・・・Fizik
・シートポスト・・・Fizik Cyrano
・クランク・・・ROTOR IN POWER
・カセットスプロケット・・・ROTOR UNO
・チェーン・・・ROTOR UNO
・サドル・・・sanmarco Mantra
・ホイール・・・CAMPY BORA WTO 45
・タイヤ・・・VITTORIA CORSA